FCRライナー工法(遠隔対応 短時間硬化タイプ) についてご説明します
FCRライナー工法(遠隔対応 短時間硬化タイプ)
―施工車両が300m以内に近接できない伏びの補修―
補修する伏びの管口まで施工車両が300m以内に近づける場合は、FCRライナー工法(標準タイプ)により施工できます。
しかし、300m以内に近づけない場合は、仮設道路の布設等の大掛かりな事前準備をしなければ施工できませんでした。
施工車両が300m以内に近接できなくても補修できる「FCRライナー工法(遠隔対応 短時間硬化タイプ)」を開発しました。
●特長
1.施工車両が300m以内に近接できない伏びの補修可能。
2.洗浄機材、補修機材をコンパクトにし、軌陸車に積載。
3.可搬式の伏び専用カメラにより、積載荷重軽減。
4.FCRライニング材の短時間硬化。
FCRライナー工法(遠隔対応 短時間硬化タイプ)とFCRライナー工法(標準タイプ)の比較
●施工工程
【1.簡易清掃】 | |
高圧洗浄車で伏び内を簡易清掃。 | |
【2.調査】 | |
伏び用カメラで、施工前の伏び内の状態を調査。 | |
【3.ライニング材引込み】 | |
FCRライニング材を伏び内に引込む。 | |
【4.硬化】 | |
FCRライニング材を空気圧で拡張させた後、蒸気を供給し、硬化。 | |
【5.管口仕上】 | |
FCRパイプの両側管口仕上げ。 |
施工状況
軌陸車による材料の搬送
●仕様
材料断面図
仕様
●施工条件
- 伏びの長さは15m以下であること。
- 施工中の外気温は5℃以上30℃以下を原則とする。
- 作業範囲は軌陸車搬入踏切より原則として5km以内であること。
- 作業は原則として1箇所2日(夜間)(簡易清掃1日、補修1日)とする。現場状況によっては管口仕上は翌日0.5日(昼間)とする。
- 管径および材料呼び厚さは下記のとおり。